中秋の名月

今日は中秋の名月。
旧暦の8月15日のお月様のことを言い、平安時代から続く風習のようです。

詳しい意味は知らないながらも、毎年中秋の名月にはなんとなくススキを飾り、お月見団子と果物を少し、家の一番大きな窓の下にお供えしています。
作物の収穫に感謝する意味なのかな、と思っています。

秋のこの時期の日本の風習を知っていてほしいという気持ちから、上の子が物心ついた頃、それこそなんとなく始めたように思います。

子どもたちがまだ小さい頃は、ススキを探しにドライブしたことも楽しい思い出です。

ここのところはお手軽に、お花屋さんで買い求めるようになりました。
今日もススキとホウヅキを買ってきました。
いつもの窓の下に飾ろうと思っています。

他の国にも様々な文化・風習はあるのでしょうが、日本の文化や風習もまた、なんて美しく、趣のあることなのかと、この年になって改めて感じます。

若いころには思いもしなかったことですが、そういった風習を自分でもやってみると、驚くほどこころにゆとりを感じることが出来るのです。

この時代に、しなくても困らないことをあえてやっているという、現実的な側面もあるのでしょう。

でもそれだけではなく、月を始め、夜空の星や宇宙にも目を向ける時間を持てること。
自然の大きさや美しさ、懐の深さに感動すること。

そんな時間が大きなゆとりを生み出すのではないかと思います。

明日は満月でもあります。
忙しい毎日を過ごされている皆様。
今日と明日、ほんの少し夜空を眺め、ほっと一息ついてみませんか。