ご自身に、日々目を向けていらっしゃいますか?
女性に多いと感じるのは、睡眠が不規則になりやすい方。
育児や介護など、ご家族の都合に合わせ、就寝や起床時間が左右されやすかったり、
お仕事をされている場合、家事との両立で満足な時間が取れなかったり、
その結果、身体の疲労が強く反対に脳は活発になり、なかなか寝付けない・・等々。
男性に多いと感じるのは、ご自身の状態は一旦横に置いて頑張りがちな方。
お仕事の役割やお役職により、簡単に休めない状況だったり、
家族の為、自分を奮い立たせ頑張らなければ、という責任感で無理をしがちだったり、
その結果、身体の疲労をお酒で紛らわせ、何とか眠っている・・等々。
誰かや何かのためなら無理をしてでも頑張れてしまう方や、
手を抜かず生きることが当たり前になっている責任感が強いタイプの方は特に、
睡眠不足の自覚が出る頃にはもう、長年染み付いた習慣をどう改善したらいいのかわからないという方もいらっしゃいます。
こんな風に言うと、頑張ることが悪いことのように聞こえてしまうかもしれませんが、そうではありません。
頑張ることは大切なこと。
ましてや、誰かや何かのために頑張れるなんて、とても素敵なことです。
だからこそ、またちゃんと頑張れるために、ご自身に休息や余暇、心の余裕を与えることを許してあげて欲しいのです。
真面目で勤勉だと言われがちな日本人にはまだまだハードルが高く、ご自身への奉仕に罪悪感をお感じになる方もいらっしゃいます。
また人の迷惑になってはいけないという教えで、つい必要以上に人の目を気にしてしまっている場合もあります。
でもね、イイんです真面目で。
人の迷惑にならないよう気を配れるって、なんて素晴らしい!
だからこそ、そんな素敵なご自身を労り、癒してあげる必要がある。
出来れば罪悪感や愚痴のようなマイナスな感情ではなく、
ご褒美や特権のような肯定的な感情で与えてあげると、より効果的です。
それにご自分にご褒美をあげられたら、次は誰かにあげる余裕もうまれます。
そしてまたリセットして頑張る。
ご自身にも目を向けてあげることが当たり前の世の中になったらいいですね。