酸素とは
酸素は意外に摂れていない
酸素は人間の生存に不可欠なものであり、ほとんどの人は努力せずに意識しないで吸っています。でも本当に十分に摂れているでしょうか?
まず酸素摂取量は20歳がピークで、加齢と共に摂取量はどんどん落ちていくのです。健康診断の肺活量測定などで、低下を感じている方も多いのではないでしょうか。
さらに、大気汚染などの環境変化に加えて、ストレス、運動不足、姿勢の悪さ、血行不良、アルコール、喫煙、などによって、酸素摂取量はより減っていきます。
酸素不足の影響
酸素を十分に摂取出来ないと、次のような状態になりやすくなります。
- 疲れやすい
- 疲労回復に時間がかかる
- 頭痛がする
- 集中力が落ちる
- 睡眠の質が下がる
- ストレスが溜まりやすい
- 自己治癒力が下がる
- 病気にかかりやすい
- 肌が荒れる
結合型酸素と溶解度酸素
ところで酸素には、結合型酸素と溶解型酸素という2種類があります。結合型酸素は大きいために、微細な毛細血管を通ることができません。一方、溶解型酸素は毛細血管も通ることができて、全ての細胞に行きわたり、全身の隅々にまで酸素を行き渡らせます。
ところがこの溶解型酸素は摂取しづらく、通常の呼吸では結合型酸素の1~2%程度しか摂ることができません。
溶解型酸素を吸収するには?
「気圧が高いほど気体は液体に溶ける」という法則があります(ヘンリーの法則)。気圧の高い環境下では、酸素は血液により多く溶け込みますので、摂取しづらい溶解型酸素も、効率よく体内に取り込むことができます。
水素とは
酸化作用
「酸化作用」という言葉を聞いたことはありませんか?「身体が錆びる」という言い方もされます。細胞の老化(肌のシミ、皺など)、病気の原因(がん細胞の増加、動脈硬化など)などが「酸化作用」によるものだと言われています。
酸化作用とは、文字通り酸素を摂取することによって起きます。
先に説明したように、酸素が不足すると様々なデメリットがありますが、一方で酸素は加齢と共に身体を酸化させていくのです。
人間の体内には、この酸化を妨げる酵素(スーパーオキシドディスムターゼ)があるのですが、この酵素は20代ピークに、加齢とともに減少して、酸化を防ぐ力が減少していきます。
これらの動きが、まさに「老化」という現象につながっていくのです。
酸化作用の仕組み ー悪玉活性酸素ー
体内に取り込まれた酸素は、その一部が「活性酸素」というものになります。活性酸素は、日常的に体内で作られるだけでなく、喫煙、大気汚染、紫外線、放射線、激しい運動、ストレスなどで過剰に生み出されます。
活性酸素には、善玉と悪玉の2種類があります。善玉は、体内のウイルスを撃退するなどの働きをしてくれる一方、悪玉は、健康な細胞を傷つけてしまいます。これが「酸化作用」と呼ばれているもので、病気の原因の9割は、この悪玉活性酸素の影響とも言われています。酸素善玉活性酸素・・・ウイルスを撃退する
悪玉活性酸素・・・健康な細胞を傷つける
抗酸化作用
「酸化作用」と並んで、「抗酸化(作用)」という言葉を聞いたことはありませんか?文字通り、「酸化」に「抗う(あらがう)」作用であり、すなわち悪玉活性酸素を除去することを言います。
アンチエイジングなどで良く使われる言葉です。
水素の抗酸化作用
抗酸化剤として良く挙げられるのが、例えばビタミンCなどです。ところが、抗酸化剤と言われているものは、過剰に摂取した場合、身体に必要な善玉活性酸素も除去してしまいます。
ところで、水素が最も強力な抗酸化剤だとご存じでしたか?
水素は、悪玉活性酸素に結合して、無害な水に変える性質を持ちながら、有益な善玉活性酸素には一切影響を与えません。
酸素の効用
疲労回復酸素には、乳酸などの疲労物質を分解・助教する働きがあり、疲労や筋肉痛の軽減に効果が期待できます。美肌・冷え性改善酸素が毛細血管を通って身体の隅々にまで到達することによって、新陳代謝が活発になり、美肌やダイエット効果、そして冷え性の改善が期待できます。冷え性改善酸素には、乳酸などの疲労物質を分解・助教する働きがあり、疲労や筋肉痛の軽減に効果が期待できます。怪我の早期回復怪我をした部分は、毛細血管が切れて血流が悪くなり、酸素不足に陥ります。血流が悪くなった部分の酸素不足を解消することで自然治癒力を高め、早期の回復に効果が期待できます。
水素の効用
エイジングケア悪玉活性酸素を除去する水素の働きは、老化を促進する酸化作用を抑制する効果があります。